刑務所といえば網走刑務所。網走といえば刑務所。
興味がありましたので事前に計画して行ってきました。
博物館 網走監獄は、明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を保存公開している野外歴史博物館です。公式ページ
鏡橋
収容時、出所時に必ず通る橋

正門
門の前には警棒をもった看守が監視しています。
看守の逆側にいるのが五寸釘寅吉こと西川寅吉。過去に脱獄を最も行った者。
面会人待合室。
庁舎
職員官舎
明治45年。長屋形式。9坪で現代の1LDKに相当。
意外と狭い。
昭和チックで懐かしい。
舎房及び中央見張所
上から見るとこんな風になっています。
ここから各渡り廊下を見渡せます。
非常に凝った造り。
格子の角度を工夫し、看守からは両隣が見えても房同士は見えないようになっています。
中に入れていただきました。
トイレがあるだけの4畳半程の狭い部屋でした。
浴場
脱衣から着衣まで15分間。短いです。
- 脱衣に3分
- 第1槽入浴3分
- 洗身3分
- あがり湯の第2槽入浴3分
- 着衣に3分
煉瓦造り独房
10m²。窓がなく、扉は二重、煉瓦の壁の厚さは40cm以上。
独立型独居房
板張りの小屋で、屋根は瓦葺き。
内部は土間と居室に分かれ居室は畳2枚分の板張り。入口と欄間から明かりが入るだけ。
誰か入っています。冬の寒さは辛いでしょうね。
教誨堂
僧侶や牧師さんが受刑者に人の道を説き、更生へと導くように尽くした場所。
釧路監獄署 網走囚徒外役所正門
耕耘庫
漬物庫
冬用の野菜の貯蔵庫。
二十五石桶という、直径、深さとも1.6mの巨大な桶に約3,000本の大根をつけこみました。
畑を耕す光景。
旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所
ご飯の型に数字が彫ってあります。五等食の人は「五」。
石畳が素敵。
網走監獄二見湖畔神社
味噌醤油蔵
監獄歴史館
網走刑務所は北海道開拓のために建てられました。
囚人を使えば安く道路が作れますから。
1890年(明治23年)、中央道路の開削工事を行うため、釧路集治監から網走に囚徒を大移動させて開設。発足時の囚人数は1,392人でその3割以上が無期懲役であり、ほかの囚人も刑期12年以上の重罪人であった。中央道路工事は、1891年(明治24年)のわずか1年間で、網走から北見峠まで約160kmが開通しており、過酷な労働条件による怪我や栄養失調が続出し、死者は200人以上となった。ウィキペディア
「もっこ」は重たく全く持ち上げられませんでした。
哨舎(見張所)
お土産
1個200円のラーメン。意外と美味しかったです。
現在の網走刑務所
網走監獄とは別の場所にあります(地図)
アクセスなど
良くも悪くも切ない場所でした。建物は純粋に良かったです。
- 北海道網走市呼人1-1
- 年中無休
- 駐車場無料
- 所用時間:撮影しつつやや急ぎ足で約1時間
公式サイトにクーポンなどあります。