倉橋駅前の市営駐車場に車を停めて散策。12時間最大830円でした。
倉敷えびす商店街。「民芸とをる」の辺り。
愛文社書店(明治5年創業。倉敷最古の書店)などの古い住宅が並びます。
大橋家住宅。長屋門が連なります。
2020年には築224年になります。すごいわあ。
江戸時代に新田開発などで大きな財を成した大橋家が1796(寛政8)年に建てた建物です。
大橋家住宅 | 倉敷観光WEB
長屋門の後ろには広い庭、奥に主屋があり、上部には倉敷窓と呼ばれる採光と換気を備えた窓があります。
この土間には、昭和の初め頃まで、下段17表の米俵が台形型に5段積まれ、その列が4列で300俵の米俵が積まれていました
倉敷格子が素敵。
店の間。
手前には「端米入れ」がありました。
倉敷家具の素敵なテーブル。200,000円と書かれてありました。
箪笥。
大座敷。
上の間。
縁側に繋がっています。
今ではありえない手彫りの欄間。
下の間。大きな屏風。
坪庭は2か所ありました。うちにも欲しいー
2階には上がれませんでした。しかし急な階段。
広いなあ。
刀を入れる箪笥。
シンガー足ふみミシン。
この奥にあるのは、別棟として作られた蔵で、主屋と旨く接続されています。
類燃を防ぐためにあえて別棟となっていますが、米蔵と違って宝物や通貨など貴重品を収納したため、防犯と利便性を考え接続型となったようです。
更に驚くことに、床下の中ほどは砂場のようになっており、その砂を掘ると中には石棺が収められており、更にその中に備前焼の大きな壺が3つ配されていました。通貨等が納められ、いかなる大火にも耐えられるようになっています。
米蔵は「なまこ目地瓦張」と呼ばれる手法で、目地に漆喰を盛り上げています。
この時代に立派な鏡台!洒落てます。
この渡り廊下の向こう側に「湯殿」と四つの部屋をもつ「奥ざしき」がありました。平成7年の改修により撤去されました。
カレンダーの代わりにもなる大きな掛け時計。初めて見た。
200年も前に椅子生活。ブルジョワですね。奥の方には「香時計(江戸時代に多く作られたものでお香を燃やし時間を計った)」がありました。
土間と大黒柱。
大きな梁。
おくどさん。
塊の豊島石をくり抜いて加工された大きな流し。
お食事スペース。
土公神(おどくうきん)。土を司る神。春は竈、夏は門、秋は井戸、冬は庭におられます。
土用の期間は土の気が盛んになるので、そこを工事したり土を動かしてはいけないとのこと。
「季節の変わり目は注意しよう」ということかな…
素敵な棚。
鏡台コレクション。
江戸時代の金庫。銀行がない時代でしたので、いわゆる箪笥預金で守っていました。
寛永通宝、藩札、銀札が収められています。
新座敷奥の内蔵で使われていたもので、詳しい年代などは不明ですが、頑強に作られた箪笥に複雑なカラクリの錠前を施したものです。
1914年(大正3年)頃に大橋家で使われていた車。
第一次世界大戦が始まった年に車を乗り回す大橋家最強。
相方によると車はフォードとのこと。
当時の国内生産数は1000台ほど。
大正5年に岡山からマイカーで東京へ遠征する青年うらやま。
自家用車と7代大橋平右衛門の青年時代。ゴルフ、映画、写真、自動車など古いものより新しいものに興味をもっていた。大正5年5月東京上野にて。
昔のお金持ちの家は面白かったです。
- 午前9時~午後5時
- 4月~9月の土曜日は午後6時まで
- 休館日 12月~2月の金曜日、12月28日~1月3日
- 大人 550円、65歳以上 350円、小中 350円
- 公式サイト