長くなりましたので分けました
1.恐山菩提寺
2.恐山【不動尊と賽の河原】
3.恐山【宇曽利山湖畔と地獄】
ここからは翌朝に撮影。4時30分。早朝の総門は固く閉ざされています。6時になると一般客が来ます。お寺の朝は早い。
八大竜王善神 稲荷大明神の参道
寺務所の裏手。宿坊の前の辺りにあります。朝の4時半にこの階段は修行。
ここで祀られています。
眺めがめっちゃ良かったです。
境内の様子を見ることができるので、最初にこちらに登っても良いかと。
菩薩寺 地蔵殿
長い参道。

朝は手洗い場に水がありませんでした。
三十三番札所 恐山菩薩寺。貞観4年(西暦862年)に恐山を開山した慈覚大師を祀っています。
伽羅陀山。
塔婆堂
卒塔婆(供養のために使う細長い板)を納めることができます。
奥の院 不動尊参道
奥の院は意外と近かったです。100mほど。
不動明王。別名「お不動さん」。魔除け(悪魔、災いをはらう)と、祈祷(願いを叶える)の存在。
ここからの眺めがとてもきれいでした。
宿坊 吉祥閣を上から。
納骨塔
積み石
至るところに積み石があります。これらは遺族が積みあげたもの。
恐山で何かを持って帰るのはダメです。特に大きい石の裏には名前が書かれてあることがあります。1つ1つに念が入っているので、持って帰ったら怖いことが起きるかも。

みたま石
無間地獄
大師堂
あの世から現世に降りてきた霊があの世に戻る際、手拭いと草履を持って無事に帰れるようにお供えしてあります。それぞれ名前が書いてあります。
この小さいお地蔵さんも、遺族の思いがこめられているのでしょうね。
大師説法の地 石碑
大平和観音と永代無縁碑
少し高台に設置されているので、遠くからでも良く見えます。
英雷地蔵尊
賽の河原
人はみな
それぞれ
悲しき
過去持ちて
賽の河原に
小石積みたり
世は無常。「まるで賽の河原の石積みのよう」。
親より先に亡くなった子供が親不孝を悔いて石を積み、石を積み上げる前に鬼に壊され、それを延々と繰り返す、という言い伝えがあります。地蔵菩薩は地獄の鬼を追い払い、子供を救ってくれます。
これはこの世のことならず
死出の山路の裾野なる
さいの河原の物語
聞くにつけても哀れなり
二つや三つや四つ五つ
十にも足らぬおさなごが
父恋し母恋し
恋し恋しと泣く声は
この世の声とは事変わり
悲しさ骨身を通すなり
この世で最も悲しいのは、親が子を亡くすこと。
千手観音
八角円堂
中央に大きな賽銭箱。両側には亡くなった人の服や靴が並びます。
今回の東北旅行の目的はこれ。私は無宗教ですが故人のためですかねえ。親戚に言われましたし。結果的には自分のためにもなりますし。
捨てに捨てられない遺品があったら持ってくると良いかと。無料で納めることができます。
隣にはお地蔵様が見守ります。
小さいお地蔵さんがいっぱい。
血の池地獄
元々はちゃんと赤かったそう。
立て看板「川にお札を流さないように」
水子供養 ご本尊
赤子を抱いたお地蔵様。
ハスの花がきれい。