雪の大谷メモリアルウォーク
室堂駅を降りてすぐのところにある「雪の大谷メモリアルウォーク」の立て看板から入場します。
2021年は50周年ということで、これまであったパノラマロードを廃止し、バス1車線の区間を設けて「開業当初の雪の大谷」を再現しました。
階段を下りて目の前は雪!テレビで良く目にした「立山雪の大谷 標高2,390m」の看板があり感激。
中間地点あたりにも看板がありました。
これは何の模様だろう?聞くの忘れた…
両脇に突き出ている棒は「道路の目印」としての役割があります。雷鳥が止まる時もあるんだとか。
雪山。まさに白銀の世界。美しい。
素敵な景色を眺めていたら「テレビインタビュー」されました。初日だとこういうのあるんですねえ。
結構、雪が高くなってきました。
バスが来ました!バスの車高は約3m50cmなので、この辺りでも雪の高さは10m近くありそう。
立山・雪の大谷の最終地点
気温は-3度。雪の高さは14m。平均(10年)の高さが16.6mですのでちょっと低めでした。
もう少し先へ進んだところが最も雪が高く積もっている地点になりますが、今年は50周年記念で1車線となっているため、ここから先へは進めません。
ホテル立山に宿泊するとバスの運行が終わった後にこの先へ歩いていけるツアーに参加することができます。
バスが走り抜けていく様
バスが来るとこのように真横を走り抜けていきます。真っ白い雪の壁と相まって迫力がありました。
雪の大谷の作り方
以前は、雪の上をコンパスなどで道路を測量していましたが(大変そう)、現在ではGPSで道路の位置を把握しています。
2台のブルドーザー「立山熊太郎」が2台並び、雪面をカンナで削るように掘り下げて除雪していきます。除雪の期間は1週間から10日かかるとのことです。
雪の高さもすごいのですが、雪の層がこれまたきれい!
この縞模様は昨年の10月から降り積もった「雪の層」になります。「しまり雪」や「ざらめ雪」や「黄砂が混じった層」が幾つも積み重なり「大気の記憶装置」と呼ばれています。この層は天気の時は思ったより固くなく指がズボっと入る感じでしたが、天気が良くない日は固かったです。
素晴らしかったです!
毎年すごい人出のようですが、コロナの影響で外国人客が減ったせいで空いていました。
2018年の来場者数は279,280人。2019年の情報はなし。2020年は中止。
今年2021年はどのくらいなのか興味あります。
2021年は初日晴れでしたが、今までは初日に晴れることは滅多になかったそうです。
現地スタッフが「7年前か10年前に天気だったことがあるかないか」と言っていました。ちなみに翌日と翌々日の天気は良くありませんでした。
この雪は7月には全て溶け、夏には緑となり、10月からは雪となり、11月下旬には閉山し、3月頃から除雪を始めます。四季の移り変わりがすごいなあと思いました。